当組合で実習生受け入れをお手伝いさせていただいた企業様に感想やご意見などを頂戴し、
その一部を紹介いたします。
T社/金属加工業大阪府東大阪市
受け入れ期間:2008年~2011年 /
受け入れ人数:2名(ベトナム)
実習生の仕事ぶりはどうでしたか?
一生懸命だし、よくやっていると思いますよ。当初、日本語でちゃんと意思疎通できるか不安だったんですが、実に勉強熱心でね。特に仕事関係については質問の量がすごいです。技術を学ぼうとする意欲の高さがひしひしと感じられますね。先日、新しい旋盤の機械を導入したんですが、実習生の片方の子が「僕にもぜひ教えてください!」と目を輝かせてね。あの熱意はいまの日本の若い子ではなかなか見られないなあ。
当組合の対応はどうでしたか?
ヒアリング段階からこちらの疑問点や不安点にきちんと答えてくれて、そこが受け入れに際しての安心につながりましたね。あと、現地面接の際のガイダンスも滞りなくやってくれて。ぜひ良い子を受け入れてほしいと担当さんが頑張ってくれたので、受け入れ後も安心して相談することができましたね。
実習生受け入れを行ってみてご感想をお願いいたします。
実習生の子が入ってから、職場の空気が変わったんですわ。やはり熱意とかが伝わるんでしょうね。それまでなんとなく仕事をこなしていた従業員もやる気になってね。おかげさまで大変な時期でも一致団結して乗り越えることができました。実習生が帰国するときはさびしかったですが、彼らが国で頑張ってくれるならと笑顔で見送りました。いま次の受け入れ計画を西日本技能センターさんと相談中です。
W社/
組み立て・製作・検査作業兵庫県尼崎市
受け入れ期間:2007年~2013年 /
受け入れ人数:10名(ベトナム)
実習生の仕事ぶりはどうでしたか?
がんばってもらってますよ! 職場でもなじんでますしね。実は研修生制度を利用する前から外国の方に働いてもらっているんですよ。だから受け入れに際して「外国人だから」と、とまどうことはありませんでしたね。ただ、人材選考の段階である程度クリアした方が来るのが外国人技能実習制度の大きなメリットだと思います。ちゃんとした送り出し機関から紹介されるので、日本語能力や労働ビザなどの問題がクリアになっているのが大きなポイントですね。
当組合の対応はどうでしたか?
外国人の方がすでに働いているというぶん、うちってやっぱりそれなりに見る目が厳しいというか、こういう言い方をするとなんですけど、「うるさい」じゃないですか。それでもじっくりと相談にのってくれたり、突然の問題でもすぐに連絡をとってくれるのが大きいですね。担当者の方と数回お会いしているうちに、「ああ、ここならまかせても安心だな」と思いましたね。
実習生受け入れを行ってみてご感想をお願いいたします。
最初に2名受け入れてみて、これはなかなか良いなと思って、それから毎年計画を立てて最低1名は紹介を受けるようにしています。安定して働ける方を確保できるというのも大きいんですけど、やはり職場が活気づくのがいいですね。ベトナムから継続して受け入れているので、毎年先輩から後輩にいろんなことが引き継ぎされて、いまではみんな随分とレベルアップしているのが嬉しいですね。
T社/溶接大阪府豊中市
受け入れ期間:2008年~2011年 /
受け入れ人数:3名(ベトナム)
実習生の仕事ぶりはどうでしたか?
いやあ、正直、最初は期待してなかったんですよ。日本語大丈夫かな、とか、仕事についてこれるのかな、とか。ですが、最初はちょっとぎこちないところもありましたけど、みるみるうちに語学も仕事ぶりも上達していきましたね。やはり向上心というか、よりレベルを上げようとする努力は並大抵ではないな、と。若いから覚えも早いですね。
当組合の対応はどうでしたか?
社内活性化に外国人技能実習制度はどうかとコンサルに薦められたんですけど、最初は不安いっぱいでしたね。それを関西技能センターさんが念入りにほぐしてくださいましたね。決め手になったのはベトナムにいっての現地面接で、挨拶から始まって研修の熱心な様子から、これは大丈夫だと安心しました。あのときの丁寧な対応に感謝しています。
実習生受け入れを行ってみてご感想をお願いいたします。
3年間しか日本にいられないというのがちょっと悔しいですね。もうすぐ期限を迎えるんですけど、どこまで大きくなれるか、できれば手塩にかけて育ててみたいという気持ちになります。次の受け入れについて西日本技能センターさんから打診をうけているんですが、今いる子のような方が来てくれるなら、前向きに考えたいですね。
K社/プラスチック成型大阪府堺市
受け入れ期間:2009年~2013年 /
受け入れ人数:6名(ベトナム)
実習生の仕事ぶりはどうでしたか?
粘り強くてタフですね、それがなにより大きいです。頑張って仕事に出てきてくれて、日本人だとありがちなポカな休みがまずないですからね。言葉には最初不安があったんですが、そっちは日が経つにつれてみるみる上達していって。仕事の手順もとにかく熱心に質問してきて、教師役につけた日本人の従業員が「質問攻めでかなわないからどうにかなりませんか」とこぼしたくらいで。いや、うれしい悲鳴ですね。
当組合の対応はどうでしたか?
定期的に訪問して様子を見に来てくれるんですが、実習生と、うちの会社と、お互い直接は言いづらいことでもちゃんと聞き出して、相談してくれてね。おかげで何か悩みがあっても大ごとになる前に解決できているのが助かりますね。どちらともコミュニケーションを密にとってくれているのはありがたいです。
実習生受け入れを行ってみてご感想をお願いいたします。
ちょっと驚いたのが「残業できませんか」って実習生が自分で言い出したことで、そのあたりがやっぱり日本の若い子と違うなあ、と。彼らからしたら仕事を少しでも多く覚えたいし、いっぱい稼ぎたいっていうのがあるんでしょうね。そのあたりのハングリー精神というのは、ここ最近なかなか見られなかったのが実に新鮮でしたね。最近は景気が少し上向いてきているし、そうすれば実習生の受け入れも増やしてもいいかなと考えています。